五行の法則(その2)

そこで大切なのが、相性ごとの生じやすいトラブルとその原因を知る事なのです。傾向がわかれば対策はたてられますものネ。以下に五行の相性と、良い人間関係を築くための注意点をまとめてみました。相性が良いのは、親子や兄弟友人に例えられる『生我』『我生』『比和』の関係。

生我… 木からみた水、火からみた木、土からみた火、金からみた土、水からみた金。自分を生んでくれる相手との相性は大吉。常に自分を利してくれる有り難い相手です。与えられるのを当たり前と思わずに感謝の気持ちを忘れぬこと。
我生… 木からみた火、火からみた土、土からみた金、金からみた水、水からみた木。自分が生み出す相手との相性は中吉。自分が相手を育てて利する事が、自分の喜びや利につながる創造的な関係。『小さな親切大きなお世話』といわれぬように、自分の価値観が相手への押しつけにならぬよう気をつけましょう。
比和… 木からみた木、火からみた火、土からみた土、金からみた金、水からみた水。同気で同じ五行に属するもの同士との相性は吉。対等の立場の友達関係、似たもの同士で気心も通じやすい気楽な相手。付和雷同と低レベル安定の馴れ合いに気をつけること。

相性が悪いのは、出会えば争うことになる天敵同士のような不毛な関係。自分が勝つ側になる場合が『我剋』常に自分が負ける側になる場合が『剋我』の関係です。

剋我… 木からみた土、火からみた金、土からみた水、金からみた木、水からみた火。自分が剋す、傷つける付ける相手との相性は凶。けっして悪気はないのに、なぜか自分の言動や価値観が相手を否定し疎外し傷つける結果になり、相手に嫌われてしまう関係。相手を傷つけぬよう、相手の立場や気持ちを思いやることを忘れずに。
我剋… 木からみた金、火からみた水、土からみた木、金からみた火、水からみた土。自分を剋す、傷つける付ける相手との立場は大凶。相手に悪気は無くても、なぜか相手の言動や価値観が自分を否定し疎外し傷つける結果になるため、自分にとっては苦手で嫌いな相手になりがち。やたらと被害意識をもってむやみに嫌ったり避けたりせぬよう気をつけましょう。この関係は、コミュニケーションをしっかり取って相互の信頼関係を築く事がポイント。嫌なことは嫌とハッキリ告げる事も大切です。

五行の相性関係を表にまとめてみました。参考にして見て下さい。

※右側の図内でマウスをポイントすると、各々についての相性を図示します。